CAWガバメント塗装仕上げ(その3:完成編)

CAWガバメント塗装完了

長々と前編がありましたが、完成しています。
CAWガバメントのフル刻印、塗装仕上げモデルです。
何の変哲もないガバメントですが、
すべての文字やマークを掘り込んでいます。
トリガーガードは余白もそれほどありませんので、
位置合わせはかなりシビアとなります。
こちら側はスライドに刻印はありません。
フレームには細かい文字がたくさん並んでいます。

平面出ししてから、一文字一文字金属製のカッターで彫っています。
レーザー刻印とは違い、連続して彫り込んでいますので、印影はシャープに再現できます。
せっかく刻印するのですから、実在するシリアルナンバーを調査して彫りこんでいます。

仕上げはインディのパーカーシール

塗料は、今回もインディのパーカーシールを使用しました。
素材と塗装対象物を30センチほど離して、ふわりとふわりと吹き付けていきます。
塗料が対象物を覆うまでには時間がかかりますが、
このようにすると素材に塗料のミストが到達する前に度乾燥し、マットな質感が得られます。
スプレーそのままでもきれいに塗れますが、私はエア圧を安定させたいので、
スプレーから塗料を抜いて、エアブラシに移し変えて塗装しています。

パーカーシールは上記の方法で塗れば艶を抑えた仕上がりとなりますが、
擦ると金属の質感が出てきます。
特に銃身はバレルブッシングに擦れますので、動作チェックだけでこのとおりとなります。

塗装は、丁寧に仕上げようと思えば、ブルーイングと同じくらい慎重に作業しなければなりません。
ブルーイングは失敗すると下地処理まで遡らなければなりません。
しかし、失敗したときはアルコールで拭けば落ちます。
失敗してもその都度丁寧に処理していけば、ある程度の品質に仕上げられると思います。

このガバメントも製作には時間がかかりましたが、無事納得の仕上がりとなりました。


0 件のコメント :

コメントを投稿