2015年3月19日木曜日

モデルガンのブルーイング再入門-プロローグ―

◆モデルガンにおけるブルーイングの歴史

私は昭和49年生まれですので分かりませんが、黒い亜鉛合金のモデルガンが販売されている時代がりました。
品質はさておき、金属が黒く処理されているのは実銃と変わりません。
しかし、規制により、金属モデルガンは黄色く塗らなければならないようになりました。

その次に出てきたABS樹脂は黒いです。
磨けば、艶を帯びそれなりに金属っぽくなります。
しかし、プラスチック樹脂なので当然軽いです。

この軽さをカバーしようと出てきたのは、ご存じHW樹脂(高比重樹脂)です。
樹脂に金属粉を混入されているので、樹脂より比重が重く重量を稼げます。
また、金属粉が混入されているので、金属としての性質も持ち合わせます。

黒染め(ブルー)液に反応するのです。

このことがモデルガン愛好家に広まり、今ではHW樹脂でのブルーイング手法が様々なサイトで紹介されています。

ただ、多くのサイトでは、なぜ染まるのかというところまで追及しているところは少ないような印象を受けます。
鉄のブルーイング処理と混同して書いてあるところもあります。

実銃の処理をそのまま「樹脂」のモデルガンに持ち込んでもうまくいきません。


◆ブルーイングとは

そもそも、ブルーイングとは金属の表面を被膜で多い、劣化を防ぐ処理方法です。
鉄でできた実銃は錆びやすいので、素材の表面を酸化鉄で覆う方法で処理されています。
モデルガンも鉄でできていれば同様の方法で処理できるのですが、残念ながら日本では違法です。

今の日本でブルーイングをしようとなれば、HW樹脂か金属粉を含有する塗料で挑戦するしかありません。

鉄のブルーイングではなく、HW樹脂に特化した処理をする必要があります。


◆とりあえず染まればよいのか

とりあえず
「金属っぽくなればよい。」
「黒っぽくなればよい。」
このように思うのであれば、HW樹脂を適当に磨いてブルー液を塗れば大丈夫です。

モデルガンは明らかに樹脂とは違った表情に変化します。

ただ、金属をも見まがう色艶かといえば、そうは言えません。


◆HW樹脂モデルガンに特化したブルーイング方法

私がブルーイングを始めたのは2006年です。
その時にすでに参考にすべきサイトはありましたし、雑誌のカスタマイズコーナーでも取り上げられていました。
どちらかというと後発組だという認識があります。

今でも、ブルーイングについて書かれている方はたくさんいらっしゃいます。

モデルガン、ガスガンにおけるブルーイングの技法は、ある程度は確立されているといってもいいでしょう。

このような情報を参考にしながら、少なくない数のモデルガンをブルーイングしてきました。
完成品の一部はこのブログで公開していますが、それ以上にボツ作品もありました。

なぜ失敗したのか。
その時の手順はどうだったのか。

細かいところをメモに取り、分析してきました。

当時からのメモを読み返すと、成功した記述より失敗した記述が大半を占めます。

だんだん目も肥えてきますので、現状では満足できなくなり、作業が止まることもあります。

そんな苦悩の中、私なりの情報の蓄積ができましたので、自分の考えの整理の意味でも公開することにしました。

漫然と手を動かしていては、それなりの品質の物しか出来ません。

「なぜ被膜が付くのか。」
「その被膜はどのような性質なのか。」

この辺りを考えていくと、ブルーイングの品質がちょっぴり上がります。
もしかしたら劇的に上がるかもしれません。

詳細は次回に続きます。

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