ダーティーハリーのプロップガンはこうでした

完成しました!とご報告しましたが、このシリアルのフロントサイトはセレーションと一体ではなく別パーツとして乗せられているというご指摘をいただきました。
加えて台座の形も違うということで、作り直していました。
台座の形は実銃の複数の角度からトレースしてデータを作成しました。
なかなかトイガンと比率をあわせるのは大変でしたが、結構よい形になったんじゃないでしょうか。


フロントサイトとセレーションの別パーツ化




フロントサイトと銃身を完全に分離してそれぞれセレーションを独立させます。
銃身のセレーションはフロントサイト台座が末端になるのではなく、銃口が末端になるように設置します。

それぞれを接着した後です。↓


フロントサイトの下の部分に、セレーションの断面が見えます。
同じシリアルナンバーのM29もこうでした。

上から見るとこうなります。↓





フロントサイト・台座の形状(新規作成)




形状の違ったフロントサイトの台座を新たに削り出しました。
資料をみるとフロントサイトの角度も違ったので、ついでにフロントサイトも新規作成です。

シュラウド部分の形状修正

よくよく資料をみるとシュラウド部分の処理の仕方も違ったので、修正しました。
モデルガンではシュラウドの右側ふくらみの末端が曖昧でしたが、実銃ではわりとシャキッと削り取られていました。
塗装後の修正ですので、周辺部分は再度塗装をかけ直しました。


これが直す前の写真です。シュラウド部分が違うのがわかると思います。↓



これでかなりの細部まで再現できたような気がします。
今まで漠然と「ダーティーハリー=M29」程度の認識しかありませんでしたが、こうやって細部までトイガンで再現すると映画を見直したときにも見方が変わってきますね。

1 件のコメント :

  1. はじめまして。いつも素晴らしい作品にため息が出ています。
    ところで新しく作り直されたM29、イイですね。実は私も以前から台座の形状が気になって仕方がなかったのです。
    今回ご自身で修正され、私の目には完璧なS&W M29です。
    それとCAWの初期タイプグリップ、私が購入したものはチェッカリングが型のプレスなため、カーブのついた端の方はチェッカーがつぶれてしまってひどいできでした。

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